公開日:2020.10.12 最終更新日:2024.09.24

離婚の悩みは弁護士に相談することで解決策がみつかる

離婚について悩んでいるときは、身近な人に相談するケースが多いのではないでしょうか。気心の知れた友人であれば、親身になって相談に乗ってくれるため、心強いですね。

しかし、多くの場合、悩みを話しただけで、具体的な解決策などが見つからず、ただ時間が過ぎてしまうことも少なくありません。また、相談した内容が漏れてしまい、夫婦関係がさらに悪化してしまうおそれもあります。

離婚について悩んでいる場合には弁護士への相談がおすすめです。弁護士に相談することで費用はかかりますが、離婚の悩みを解決でき、理想の生活を送れる可能性が高くなります。

ここでは、離婚の悩みを弁護士に相談するべき理由について解説していきます。

1.離婚か再構築かの判断が客観的にできる

配偶者と離婚するか、それとも夫婦関係を再構築するか、という選択で悩んでいる人は、弁護士に相談することで、客観的に判断できる可能性があります。弁護士は、離婚に関する案件に多く関わっているため、相談者の悩みに対して適切な対処や解決策などをアドバイスできるからです。

弁護士に相談すると、離婚に向けた解決策を提案されるのではないかと思う人が多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

弁護士は、相談者の収入や生活環境などを聞いたうえで、夫婦関係の再構築が適切であるというアドバイスをすることもあります。これは、弁護士が誠実義務を負っていることが理由です。

誠実義務は、弁護士が依頼者の利益になるための行動をするべきという義務になるため、相談者や依頼者が離婚を望んでいた場合でも、再構築の方に利益があると判断すれば、そのようなアドバイスを行います。

離婚の悩みは、周りに相談できる人が居なかったり、他人に相談しにくい内容であったりすると1人で抱え込んでしまい、主観的になってしまうこともあります。しかし、弁護士に相談することで、離婚の悩みを客観的に捉えられるようになるため、理想の生活を送るにはどちらの判断が良いかを選択できる可能性があるのです。

2.離婚後のリスクを防げる

配偶者との離婚することは決めているけれど、離婚後の生活のために何を準備したらいいか分からない状況の人も多いかと思います。

たとえば、離婚時に配偶者へ請求する慰謝料や養育費の受け取り方法です。離婚後に配偶者から支払われるお金は、離婚後の生活に大きな影響を与える場合があるため、確実に受け取れるように準備しておきたいところです。

しかし、離婚を焦りや配偶者の言葉を信用して準備を怠ると、「証拠隠滅されて慰謝料を請求できない」、「養育費や慰謝料を請求したのに支払われない」という状況になりかねません。

実際に、離婚したあとに慰謝料や養育費が受け取れなくなり、生活が困窮している人も多いです。そのようなリスクを防ぐには、離婚する前に弁護士に相談しましょう。弁護士は、離婚する前に必要な準備についても法律的なアドバイスを行うため、離婚後の生活におけるリスクを減らせる可能性があります。

3.弁護士の相談にかかる費用

弁護士の相談料は時間によって決められていることが多く、おおよそ1時間1万円が相場です。初回の相談では、離婚について悩むようになった経緯などを説明するのに時間がかかることが想定されるため、相談料を抑えたい場合は、相談内容を事前にまとめておくなどの準備をしておきましょう。

口頭での説明に自信がなければ、相談日までにメモや資料を用意しておく、メールなどで詳細を連絡しておくのも良いです。

また、弁護士事務所によっては、初回の相談料を無料にしているところもあります。無料であっても通常の相談と同じなので、しっかりと準備をしておけば、さらに相談料を抑えられます。

4.離婚の悩みを相談する弁護士の選び方

離婚についての悩みは、離婚案件を得意とする弁護士に相談しましょう。

弁護士によって交通事故や債務整理など得意分野はそれぞれ異なるため、全ての弁護士が離婚案件を得意としているわけではありません。離婚案件の経験が少ない弁護士に離婚の悩みを相談しても、適切なアドバイスを受けられないおそれもあります。

一方、離婚案件が得意な弁護士は、多くの離婚案件を経験しているため、過去の実績から相談者へ適切なアドバイスをしてくれます。さらに、離婚調停や離婚裁判に発展した際には、そのまま依頼をできますし、相談者の望む結果に繋げてくれる可能性も高いです。

弁護士の得意分野は、弁護士事務所のWebサイトに記載してあることが多いので、相談前に必ず確認しておきましょう。

また、離婚の悩みを相談する弁護士を選ぶ場合、事務所の所在地も重要です。自宅や職場などから離れている弁護士事務所だと、交通費や移動時間の負担が大きくなります。そのため、なるべく通い場所に事務所を構える弁護士に相談することをおすすめします。

(1)弁護士を選ぶときは相性も大切

離婚の悩みを相談する弁護士は、ご自身との相性で選ぶことも大切です。弁護士との相性が悪いと、相談のしづらい雰囲気になったり、説明するのに言葉が詰まったりして、コミュニケーションが上手くいかないことがあります。そのような状況であれば、適切なアドバイスをもらえる可能性が低いです。

離婚案件の経験が豊富な弁護士であっても、一人ひとり個性があるため、話し方や態度などが異なります。

他者の評判が良いからと言っても必ずしも自分自身と相性が良いとは限らないため、可能であれば複数の弁護士事務所に相談して、相性が良いと感じる弁護士に相談をするようにしましょう。

5.弁護士に相談していることは配偶者にバレない

弁護士に相談した内容は、原則、漏洩することはありません。なぜなら、弁護士には、職務上知り得た情報を依頼者の情報を口外してはいけないという守秘義務があるからです。

守秘義務は、委任契約を結んだ依頼者だけでなく、相談者の情報であっても対象となります。そのため、無料相談をした内容であっても、外部に漏れる心配はありません。もし、情報を漏洩した場合には、社会的な信用が無くなることや、損害賠償を請求されるリスクがあるため、弁護士は慎重に個人情報を取り扱っています。

また、弁護士事務所からの電話連絡を受ける場合は、事前に連絡可能な時間を伝えておくことで、配偶者に知られるリスクを防ぐことができます。郵送物などの送付先も指定することで、自宅以外の場所で受け取ることができます。

なお、弁護士事務所は、夫婦のどちらか一方の相談を受けている場合、もう一方から相談の依頼があっても、受けることはありません。そのため、夫婦で同じ弁護士事務所に相談するという事態にはならないのでご安心ください。

6.離婚の悩みは一人で抱え込まず弁護士に相談しましょう

離婚を決断できずに悩むときは、離婚後の住居や収入、子供のことなど様々な原因があります。悩みを一人で抱え込んでしまうと、情報の整理ができず、必要な行動がとれなくなってしまうおそれがあります。そのため、配偶者と離婚すべきか悩んでいるなら早めに弁護士に相談しましょう。弁護士に相談することで、頭の中が整理できるので悩みを解決するための行動がしやすくなります。

新小岩法律事務所では、予約により平日20:00開始の無料相談も行っております。当事務所は新小岩駅南口徒歩1分の場所にありますので、小岩、新小岩、平井、亀戸、錦糸町など、総武線沿線の地域にお住まいの方は、仕事帰りにぜひご活用ください。当事務所では、上記の地域だけでなく市川、船橋や松戸の方からもご相談をいただいております。

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