公開日:2021.08.06 | 最終更新日:2024.09.24
夫の浮気が発覚したその後に再構築をする方法
夫の浮気が発覚した後に、夫婦関係の再構築を目指すのはとても難しいことです。
子どもや生活のために離婚はしなかったけれど、やりきれない思いを鎮めきれず、どうしても以前のように会話や生活が上手にいかないこともあるかもしれません。
また、夫を信用しようと思っても、「一度あったことは二度三度あるのでは…」「本当に自分と子どものことを大切に思ってくれているのか」など疑うことも多くなります。
では、夫の浮気が発覚したあとに夫婦関係を再構築するにはどのような行動をすればよいのでしょうか。
ここでは、夫に浮気されたその後の夫婦仲の再構築方法を紹介するので、夫婦関係を取り戻す参考にしてみてください。
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1.まずは夫婦で話し合うことが大切
夫の浮気が発覚した後に夫婦関係を再構築していくには、まず夫婦で話し合いをしましょう。再構築と一言に言っても人によって考え方は異なるため、夫婦で再構築について方向性を合わせる必要があるからです。
たとえば、再構築は夫婦がお互いに歩み寄る必要があるという考え方もあれば、普段通りに過ごすことが再構築と考える場合もあります。再構築の方向性が夫婦で違えば、いつまで経っても夫婦関係が修復されることはありません。
そのため、夫がいま考えていることや、どうしたら以前のように暮らせるか、今後どうしていきたいのかと言ったことを夫婦で確認し合い、再構築に向けて家族で進めていくことが重要です。
■話し合いでは夫の話を冷静に聞く
再構築に向けた話し合いでは、夫の気持ちを冷静に聞くことに集中しましょう。
夫は妻に対する罪悪感からどう接すればいいのか分からず、悩んでいるかもしれません。
そこで、感情的になったり、一方的に話したりすれば、夫は委縮してしまい、自分の意見を伝えることができなくなります。また、話し合いの場では、夫の言葉を否定したり、責めたり、無視したりすれば、再構築に向けた前向きな話ができなくなります。
話し合いが悪い方向に進んでしまうと、夫婦関係の再構築ができなくなるおそれがあるため、落ち着いて夫の話に耳を傾けてあげましょう。
■自分の正直な気持ちも伝えましょう
夫の話を聞いた後は、裏切られて苦しい感情や今まで不満に思っていたことなど、自分自身の心の内をすべて夫に伝えましょう。
「許せない」「かなしい」など伝えたところでどうにもならないと思い、そのままにしていれば、心の中でずっとわだかまりが残ることになります。また、正直に話してくれないことが逆に夫にストレスを与える可能性もあります。
お互いの気持ちが確認できなければ、夫婦関係を再構築することはできません。そのため、どんな些細なことであっても、信頼関係を修復するためには、本心を打ち明けることが大切です。
■話し合いをするときは旅行やドライブに誘うのがおすすめ
夫婦関係の再構築について話し合いをするときは、環境を変えると良い方向に行くことがあります。家の中での話し合いは、子どもがいて集中できないことや、テレビを観たり、自室に逃げ込まれてしまうことで話を聞き入れてもらえなかったりするケースが多いです。
しかし、落ち着いた場所にいけば、話しに集中できるだけでなく、環境を変えることで夫に真剣に向き合ってほしいという意思を伝えられます。
環境を変えるには、旅行やドライブなど非日常感があると良いのですが、ハードルが高い場合は、カフェなど近場でも構いません。日常生活と違う環境での話し合いを誘ってみましょう。
2.夫を甘やかしてはいけないが監視しすぎるのもダメ
夫婦関係を再構築するなら、夫の行動を縛りすぎることはNGです。
夫に浮気された後は、「また浮気しているんじゃないか…」と疑ってしまうものです。
しかし、夫の浮気を防ごうとして、行動の監視や管理してしまうと、ストレスになるため距離を置かれたり、反発心から浮気が再発したりするおそれがあるのです。
夫の機嫌を伺いすぎたり甘やかしたりするのはいけませんが、行動を制限しすぎるのにも注意が必要です。
3.夫に家事や育児を分担してもらう
夫婦関係を再構築するには、夫に家事や育児を分担してもらい、家の外ではなく内に目を向けさせましょう。夫が家のことに関心をもつことで、家族間のコミュニケーションが増えるため、夫婦関係を修復しやすくなります。
また、家庭内での役割を与えて、夫の居場所を作ってあげることで、お互いに居心地の良い生活を送れるようにもなるのです。
家庭内でのコミュニケーションが増えてきたら、休日は家族でどこかに遊びに行き、さらに家族仲を深めるというサイクルができるため、再構築しやすくなります。
4. 浮気相手から慰謝料を請求する
夫が浮気をした場合、浮気相手に慰謝料を請求して制裁することができます。
お金をもらったところで悲しい気持ちは変わらないかもしれません。しかし、浮気相手が許せず再構築に向けて行動できないという場合は、社会的制裁をすることで気持ちが切り替えられる可能性があります。
慰謝料を請求する場合は、できるかぎり証拠を押さえおきましょう。
【浮気の証拠となるもの】
- 浮気を認める音声などの記録
- ラブホテルへ出入りしている写真や動画
- ラブホテルでのクレジットカード使用履歴
- 浮気相手との不貞行為がわかるようなメールやLINEのやり取り
ただし、浮気相手に慰謝料を請求すると、夫と浮気相手が結託することで絆が深まることや、妻への気持ちが益々離れる危険性があるので慎重に検討しなければなりません。
慰謝料を請求するかしないか、請求するタイミングは、匙加減を図る必要があるので、そのあたりもカウンセリングで相談頂ければと思います。
なお、浮気相手に慰謝料を請求できるのは、浮気が発覚した日から3年です。3年が経過すると時効となり慰謝料を請求できなくなります。
5.夫と家庭以外のことにも目を向ける
夫婦関係を再構築するには、ただ日常をこなすのではなく、自分の人生に主体性を持つことも重要です。自分がやりたいことを自ら考えて行動することで、夫と家庭だけの世界観から視野を広げられるからです。
たとえば、趣味や仕事、誰かに愚痴を聞いて貰うなど、小さな事からでよいので、息抜きできることを新たに探してみてください。気持ちがリラックスして考え方が柔軟になるので、再構築に向けて前向きになれる可能性が高いです。
6. 日頃から感謝や愛情を伝える
夫婦関係を再構築するためには、日頃から感謝や愛情を正直に伝えましょう。
長い間一緒にいたり、子どもを最優先にしたりしていることで、だんだんと夫の扱いが雑になっているかもしれません。いくら心の中で大事に思っていても、口にしなければ伝わりにくいこともあります。とくに、スキンシップを拒んだりしている場合は、言葉だけでも愛情表現をすることが大切です。
居心地の良い関係や家庭を作れば、他の人に目移りする隙はなくなります。
夫がしてくれたことや一緒にいることを当たり前だと思わず、素直な感謝や好意を伝えて、夫婦や家族の仲を深めていきましょう。
7. 夫婦カウンセリングを受ける
夫に浮気されてから夫婦関係の再構築がうまくいかない、夫の浮気について相談できる相手がいない人は、夫婦カウンセリングの利用を検討してみましょう。
夫婦問題に特化した専門知識をもつカウンセラーに相談することで、理想の状態の夫婦になれる解決方法を一緒に探していきます。
新小岩法律事務所の夫婦カウンセリングでは、初回20分は無料で相談できます。完全予約制のため、まずは電話またはメールで問い合わせください。
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