公開日:2021.10.06 | 最終更新日:2024.09.24
妻の浮気発覚から夫婦関係を再構築するときに注意すべきこと
夫婦カウンセラーの横島です!
妻の浮気発覚は、とても辛く苦しいことです。
それでも、もう一度、妻を信じて夫婦関係の再構築を決意するという人もいらっしゃると思います。浮気はなかったことにはできませんが、それを乗り越えることができれば夫婦の関係はより深いものになるでしょう。
しかし、再構築に向けて頑張っていても、夫婦間がぎくしゃくすることで、言い争いに発展することもあります。また、妻の浮気を疑ってしまい、信じることができないということもあるかもしれません。
ここでは、夫婦関係を再構築するためにすべきことや注意すべきポイントを紹介するので、妻との関係を修復するのに悩んでいる人は確認してみてください。
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1.妻の気持ちや考えを知る
妻の浮気発覚から夫婦関係を再構築するには、まず「再構築の方向性」「妻と夫それぞれが抱えている現在の心境」「妻が浮気をした原因」についてきちんと考察をしましょう。
(1)再構築の方向性を合わせる
夫婦関係を再構築しようと思っていても、目指す方向が妻と一緒でなければ、時間の経過とともにすれ違いが大きくなります。
たとえば、再構築と一言に言っても、全て水に流して今までどおりの関係でいるのが最善だと思っているのか、今までの関係では失敗したからお互いに何かアクションに変化をつけ、歩み寄る必要があると考えているのかなど、方向性はバラバラです。
場合によっては一度距離を置きたいとどちらかが思っている場合もあります。
ゴールをすり合わせしないまま再構築しようとすれば、いつまでもたどり着けないため、確認しておくことが大切です。
※すり合わせを行う際、自分の考えや自分の正義を押し付けないことも大切です。
(2)妻と夫がそれぞれ抱えている現在の心境を確認する
夫婦関係の再構築には、妻を信じることが大切です。
それには妻が再構築についてどのような気持ちや考えでいるのかを知る必要があります。
妻の気持ちを知らないまま再構築をしようとしても、どこかで不信感が出てしまうことがあるかもしれません。
しかし、妻も再構築に向けて真剣に考えているということが分かれば、夫婦で乗り越えられる可能性が高くなります。
(相手の経緯を知ると自分だけの世界観から抜け出て、視点を変えることが出来ます)
また、夫が妻を信じられず悩んでいるように、妻も浮気をしてしまったことで自分自身を責めたり、後悔したり、どうやって接すればいいのか悩んでいるかもしれません。
互いの思いを共有することで、妻や自分自身の気持ちを整理することもできます。
(3)妻の浮気の原因を知る
夫婦関係を再構築するには、妻が浮気をしてしまった原因を知ることも大切です。
浮気の原因が夫側にもあれば、それを解消することで、再構築に向けて改善策を見出すことができるからです。
(又、原因を知ると妻の視点に立って考えられるようになります)
ただし、浮気の原因を聞くことは辛いことですが、声を荒げたりすれば妻は心を閉ざしてしまいます。冷静さを心がけて話を聞き、自身に改善すべき点があれば素直に受け止めましょう。※暴言や妻の人格否定にあたる様な言葉はNGです。
(4)話し合いの一歩が踏み出せなければカウンセリングを利用する
妻の浮気のことやこれからの夫婦関係などについて切り出すのは、誰でも緊張するものです。また、妻の浮気を思い出すと感情的になってしまうなど、再構築に向けた最初の一歩が踏み出せないという場合は、まず、夫婦カウンセリングの利用をしてみるのがおすすめです。
カウンセラーと相談をして、妻に話をするシチュエーションや、再構築に向けた話の全体像がイメージできれば、行動しやすくなります。
又、カウンセラーを交えた三者面談を行うと、ケンカが起きにくく、直接伝えづらかった事も話すことが出来たりします。
2.再構築に向けて意識や行動を切り替える
夫婦関係の再構築は、夫婦がお互いに協力しなければ達成できません。
もし、「妻が悪いことをしたから妻が変わる必要がある」と考えているなら、意識や行動を切り替える必要があります。
不信感や不安に思う気持ちは、隠そうと思っても表情や言動に表れてしまうものです。
ついイライラしたり、声を荒げたりしてしまったりすると、家庭内の雰囲気が悪くなり、お互いにギクシャクしてしまいます。
また、浮気を再発するのではないかと思う不信感が妻に伝わってしまうと、妻から「どうしたって信じてもらえない」「以前の関係には戻れないのかも」と思われ、再構築は無理だと諦められてしまうかもしれません。
再構築を決意したのであれば、自分の行動を変え、話しやすい雰囲気・居心地の良い家庭を作っていくという考え方を持ちましょう。
【浮気後の妻への対応NG例】
- 度々責める
- 人格否定する
- 暴言、暴力
- 子供に妻の悪口を言う
- 親兄弟を巻き込む
浮気相手よりも魅力的な男だと妻に思わせる
妻がまた浮気をするのではないかと不安になる人は、浮気をした相手よりも、夫のほうが良い男だと妻に思わせられるよう努力をしましょう。
女性の浮気は寂しさや夫への不満、女性として見てもらえていない自信のなさ等から来るものです。仕事の忙しさや疲れなどを理由に、結婚前よりも話をする機会が減ったり、会話が雑になっていたりしないでしょうか。
また、自分ではしっかりやっているつもりでも、妻には愛情がきちんと伝わっていなかったおそれがあります。
再構築をする際には、自分の行動を見直し、妻から魅力的な男性だと思われるような心掛けをすることが大切です。
具体的には、下記のような行動をして積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
【魅力的な男だと思わせる方法】
- 家事・育児を手伝う
- デートや家族でのお出かけに誘う
- 普段から感謝や労いの言葉を伝える
- 性格を褒める
- 家族団らんの時間を設ける
- 妻の話し相手になる
いままでは、夕食を食べたらすぐ自室に戻ってしまうという人は、リビングに残って家族でテレビや映画でも見たりして家族団らんの機会を増やしてみましょう。
また、積極的に家事や育児に参加すれば、自然と声をかける機会が多くなりコミュニケーションをとりやすくなります。また、家庭のこともきちんと考えていることが妻に伝わり、将来性が見えて信頼されやすくなるでしょう。
時間的に家事や育児を手伝うのが難しければ、「いつも家事を頑張ってくれてありがとう」などと日頃から感謝や労いの言葉をかけて認めてあげれば、良い関係を築きやすくなります。
3.再構築するためにしてはいけないこと
妻と夫婦関係を再構築する際に下記のことは避けるようにしましょう。
【夫婦関係を再構築するためにしてはいけないこと】
- 妻の行動を監視する
- 感情的になる
- 別居など物理的な距離をあける
(1)妻の行動を監視する
夫婦関係を再構築するなら、スマホのLINEやSNSなどチェックすることや、行動を逐一確認するなど、妻を監視することはやめてください。妻からすれば、浮気を常に疑われていて信頼されていないと感じてしまいます。その結果、夫婦関係に亀裂が生じることで、再構築が難しくなるおそれがあります。再構築することを決めたなら、妻を信じる勇気を持ちましょう。
(2)感情的になる
再構築に向けて、夫婦で話し合う際、妻を罵倒したり、声を荒げたりしてはいけません。
浮気が発覚したことで妻は反省しているため、感情的になってしまうと妻が萎縮してしまいます。そのため、何も言えなくなってしまい再構築に向けた話し合いができなくなってしまいます。
感情的になりやすい話ではありますが、一度深呼吸して気持ちを落ち着けてから話し始めましょう。
(3)別居など物理的な距離をあけない
浮気が発覚した初期であれば、別居が必要な場合もあります。気持ちを落ち着かせるために、お互いが一時的に離れたほうが、お互いの大切さを再認識できるかもしれません。
ただし、別居する期間が長期化すると、お互いに気持ちが冷めることで再び同居するタイミングを失い、勇気が出ないパターンもあります。その為、期間を決めるのが良いでしょう。
4.夫婦カウンセリングを受けるメリット
再構築がうまくいかない、再構築に向けた一歩が踏み出せない人は、夫婦カウンセリングを利用してみるのがおすすめです。
夫婦カウンセリングを利用すれば、夫婦問題に長けているカウンセラーに、抱えている夫婦関係の悩みや問題を解決まで相談にのってもらえます。
知り合いに相談しにくかったり、自分たち夫婦にはどんな解決法が合うのかわからなかったりなど、悩みがあればぜひ夫婦カウンセリングを利用してみてください。
新小岩法律事務所の夫婦カウンセリングでは、初回20分は無料で相談できます。
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